メピカリジョイントコンサート
2006/02/11(Sat)@いわきBar Queen
第3回全国ベンチャーズエレキ合戦でご一緒した、
いわきブルージーンズのN川さんと意気投合し、
いわき名物のピーナッツ(中国産)をいただきながら、
バンド控え室にて談笑してる際のこと。


「下(いわきラ・ラ・ミュウの回転寿司)で食ったメヒカリ、マジ銀河(※1)ス!」
「ゆえに是非、メヒカリをおなか一杯食べてみたいのダ!」
「いや、むしろ食べられてみたい!」
「じゃあ、打ち上げでメヒカリを食うためのライブ、企画するから来てね。」
【会話に大幅な若干演出あり。】


ということで、勢い(※2)で企画された「メピカリジョイントコンサート」。
今回はライブレポートというよりは、「鈴ヘンいわきの旅2006冬」としてお送りします。


 ※1 銀河=超美味の意
 ※2 勢いとは言うものの、普段良くあるこういう会話は社交辞令であることが多く、
    本当に企画し実現していただいたN川さんはじめ皆様には、
    メンバー一同、感謝の言葉もないくらい感謝しておりますのダ!






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明日は11時に東京駅八重洲南口集合。
楽器と衣装と自分を忘れないように。
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リーダー鈴木からメンバー全員に同報されたメールには、こう書いてあった。



2006/2/11 10:17 東京駅八重洲南口改札前。
一番乗りは、サイドギターの渡辺だった。


次に到着したのはドラムスの宇田とベースの横田である。
サンディーヌでグダグダしているうちに、ほぼ時間ぴったりにリーダー鈴木が登場。





開口一番、
「健常者がエレベータを使いすぎだ!」
「荷物が運べないじゃないか!」
と怒り心頭の鈴木なのであった。


早く来る男(早来男)、渡辺が待ち時間に観察していたところによると、
「バス、結構混んでるよ。」
ということで、キーボードの松原の到着を待ってバス乗り場へ。


11:30分発の高速バスいわき号待ちつつ、
「いわき行き、いわき号。ネーミングが安易だ...。」
「でも、いわき行き仙台号じゃわけわからんしなあ」
と、つぶやく鈴木を尻目に一同冷や汗をかきつつ、
無事荷物を積み込み乗車し発射もとい発車。


バスに揺られて3時間。


国境を越えるとそこは、一面の雪国ではないし、国境も無かった。
いわき、である。


到着時刻は14:07。
腹ペコなメンバーは、バスを降りるなり
「腹、減った」を連呼。


そこで、問題解決のために立ち上がった食欲大臣、横田が、
「たぶん、あっちの方なのダ!」
といいながら駅ビルを指差した。


「おう!」
と鬨の声を上げ、大量の荷物を牽引しながら平(いわき駅前)を移動する一同。
かなり異色だったようで、ジロジロ見られたと思うのは、
自意識過剰なだけではなかったようだ。





とんかつを食べ(松原はシーフードフライを食べた)、
くちくなった腹をさすりながら、
「東京では晴れていたのに、雨降ってる」
「雨というよりはむしろ霙系?」
などと言いながら、開場のBar Queenへ。


嗚呼Bar Queen。
前回来たのが半年前とは思えないほどの親近感なのであった。


「こんにちはー」
「ご無沙汰しております!」


エレベータを降りると、夏にお会いした懐かしいかたがたにお出迎えいただいた。
懐かしさに涙腺がゆるみかけるも、下唇をぐっと噛み締め、耐える。
それが、男だ。


早速リハーサルである。


鈴木ヘンドリックスにとって、リハーサルは最も重要なことのひとつである。
寺内タケシの教えに従うリーダー鈴木が演奏に求めるもの。それは、


「ダイナミクさ」


である。
この言葉の意味について、詳細な説明は意味がわからない長くなるため割愛するが、
簡単に言うと「メリハリがついていてインパクトのある」といったところである。


そのため、鈴ヘンでは演奏記号で言うところの、
ppppp(ピアニッシッシッシッシモ)からfff(フォルテッシッシモ)程度の音量差
が必要である。


すなわち、小さい音は無駄に小さく(演奏している振りだったり)、
大きい音は過剰に大きく演奏をする。


通常はPAさん任せの音量調整をメンバー自身が行うため、
普通のバンドと同じようにPAのオペレートをされると、
おかしなことになる。


キーボードを例にして説明すると、


0. ギターがリード時にバッキングでppくらいの音量で演奏中...。
1. PAさんが「あ、音量が小さいかも」と思いミキサーのゲイン(音量)を上げる
2. 間奏でffで演奏→卓でオーバーロードして歪みまくりかつ五月蝿っ!
のような感じである。ということでとにかく、各楽器のバランスは重要なのダ。


そんなこんなで、リハーサル終了(どんなだ?)。


楽器以外の荷物をホテルに置きに行き、
楽屋にて女性陣→男性陣の順番で着替える。





演奏前の楽屋にて、渡辺は譜面の確認に余念がなく、
松原はなんだか機嫌が良かった。


鈴ヘン史上、最も駄文に満ちたライブレポートだが、
やっと、ライブの模様をお伝えできる。(すみません)


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「ツァラトゥストラはかく語りき」の荘厳な調べとともにメンバー登場。


恒例の「テーマ」に続き「ノーエ節」



挨拶に続いて、寺内タケシオリジナル曲から

「ブルージーンNo. 1」
「テストドライバ」
「涙のギター」


そして真冬のサマーカーニバルということでお送りした


「サーフパーティ」
「太陽の彼方」



ここで、メンバー紹介を兼ねて


「ハリケーン」


そして、2006年のメインテーマである、
<エレキで日本一周>の前半戦をお届け!


まずは、北海道からこんな曲、「ソーラン節」
ちょいと南下しまして、山形の民謡より「花笠音頭」





粋な江戸情緒いっぱいの「深川」


急にピンポイントで地域指定。
新宿を舞台にした『熱き男たちのドラマ(©ファミ劇)』より「太陽にほえろ!」
第一部の最後は、静岡県、伊豆、天城峠より、「天城越え」で締めくくりでございました。







第二部最初の曲は、ちょっとかっこいい「MIRAGE」



このタイトな8beatが難しいのダ!


ここからまた、<エレキで日本一周>の続きとなりまして、
静岡からちょっと戻って、湘南・加山メドレー

「蒼い星くず〜ブラックサンドビーチ〜夜空の星」





そして、去年の第2回全国ベンチャーズ合戦の打ち上げで、
N川さんと意気投合した際に、Vocalをとることが決まった、


「君といつまでも」



N川さん、『熱唱』


神奈川県、横須賀から「横須賀ストーリー」
名古屋出身の双子の姉妹、ザ ピーナッツの名曲「恋のフーガ」
鰹の刺身にちなんで(詳細は割愛!)高知県の民謡「よさこい節」
メドレー最後の曲は沖縄民謡より、「安里屋ユンタ」


以上、<エレキで日本一周>でございました。

続きまして、鈴木ヘンドリックス13周年の節目の曲、


「川の流れのように」



名曲。演奏に感情が入ります


さて、心に響く演奏ができたでしょうか。
この曲は、鈴ヘンメンバーの人間としての成長を表現する曲であり、
節目で演奏して行きたい曲なのダ!。


鈴ヘンの十八番である16beatアレンジのタンゴの名曲「小雨降る径」





そして、最後の曲。
交響曲第5番「運命」




『喜んでお応えしますアンコールに!(倒置法)』ということで、


「津軽じょんから節」





N川さんも一緒に「おじぎ」しました。「チェッサー・テーマ」






以上が、MEPIKARI JOINT CONCERT における鈴ヘンの演奏曲目である。
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なぜだか、作ってみた、『鈴ヘンタオル』販売の図。




続いて、待ちに待った『メヒカリ』打ち上げ!
今回、いただきましたのは、メヒカリさんのから揚げです。



『メヒカリ』!!!


夏食った生も銀河だが、から揚げは宇宙であった。
メヒカリさんてこんなほっこりしてたんだー。
旨!




いわきブルージーンズSPの鮫島さんより、
鈴ヘンの『日本酒担当』の宇田へ日本酒の贈呈式



おいしいお酒でございます。




以下、打ち上げの図








N川さんのKen Smithは良い楽器なのダ!





北の海じゃよぅ。





マスターとご一緒に。





次の日の朝食までご一緒いただいた、N川さんと。


本当にお世話になりました。
メンバー一同さらにいわきが大好きになったのであった。


夏・冬と年二回いわきへ。
もう、毎年行きたくてしょうがないのである。




演奏曲目
【第一部】


 テーマ
 ノーエ節


 ブルージーンNo. 1
 テストドライバ
 涙のギター


 サーフパーティ
 太陽の彼方


 ハリケーン


 深川
 太陽にほえろ!
 天城越え



【第二部】


 MIRAGE


 蒼い星くず〜ブラックサンドビーチ〜夜空の星
 君といつまでも(※)

 横須賀ストーリー
 恋のフーガ
 よさこい節
 安里屋ユンタ


 川の流れのように


 小雨降る径


 運命

 津軽じょんから節


 チェッサー
 テーマ


※Guest Vo. ヒロシ・ナカガワ




・出演バンド
 いわき松ちゃんベンチャーズ
 いわきブルージーンズSP
 いわきベンチャーズ 他
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